【レポート】画像・動画SaaS Cloudinaryのユーザーサミット 2023@ロンドンに参加してきた
2023年4月20日(木)、イギリス・ロンドンで開催されたCloudinaryのユーザーサミットに参加しましたので、その概要と印象を報告します。イベント詳細は下記のURLから確認できます。
Cloudinaryは、イスラエルで創業されたSaaS企業で、画像や動画などのメディアアセットを管理・最適化・配信するワンストップソリューションを提供しています。弊社でもCloudinaryを取り扱っており、旅行サイトや卸売業のお客様向けに導入実績があります。
Cloudinary、CloudFront導入により リッチコンテンツの制作・配信コストを最適化 | クラスメソッド株式会社
そんなCloudinaryがイギリスはロンドンでユーザーサミットを開催するということで、ロンドンを訪れました。
Cloudinary User Summit London 2023について
Cloudinary User Summit Londonはまる1日かけて開催され、技術者・非技術者問わず楽しめるプログラムが提供されました。
午前中にはデジタルアセットマネジメント(DAM)とNode.js SDK開発という異なるテーマのワークショップが2つ開催されました。
午後は、Cloudinaryのプロダクトディレクターによるキーノートの後、導入企業による事例紹介やパネルディスカッションなどが行われました。
DAM ワークショップ
午前に開催されたDAMワークショップでは、ハンズオン形式で“single source of truth”としてDAMを活用する方法を学びました。
トピックはワークフロー管理、アクセスコントロール、タグ付け、バージョン管理、アセット登録から配信までのフローなどが含まれていました。Cloudinaryは、アセットを一貫したルールで管理するプリセット機能など、DAM機能も充実しています。
オープニング・キーノート
午後の部は、プロダクトディレクターMickey Gordonによるキーノートで始まりました。Cloudinaryの配信規模や、TikTokをはじめとする動画サービスの隆盛、そして多くの著名ブランドがロイヤルカスタマー向けのECサイトに力を入れている最近のウェブサイトの動向について語られました。
Cloudinaryは最近のAIの目覚ましい進展も意識しており、DALL-Eを代表とするジェネレーティブAIによる画像向け機能(generative synthetic media)の開発が進行中であることが言及されました。
CloudinaryはSaaSであるため、ユーザーはメディア管理の専門知識をアウトソースできます。この傾向が加速し、ユーザーが細かい設定オプションを覚えなくても、デフォルト設定でいい感じに動作するようサービスが進化しています。非常に助かりますね。
クロージング・キーノート
イベントの最後は、Uniformのデベロッパーリレーション担当、Tim Benniksによるセッションです。
UniformはCloudinary、Contentful、Vercel、Algoliaなど、さまざまなウェブサービスとシームレスに連携するサービスを提供している会社です。
プレイリストからイベント参加者が曲に投票し、人気のある曲をギターで演奏する「A Vue Guitar Karaoke Machine」というVue.jsとCloudinaryを使ったウェブサービスのデモでした。
Jamming with @timbenniks for his @cloudinary user summit keynote in London pic.twitter.com/FjP6K7mEDu
— Scott Spence (@spences10) April 20, 2023
終始楽しそうにクラシック・ロックをギター演奏していました。
Cloudinary社員によるユーザーインタビュー
イベントには、欧州だけでなく北米やアジアからも、Cloudinaryのプロダクトマネージャーやアカウントマネージャー、テクニカルライターなどさまざまな職種の社員が参加していました。 名札で一般参加者を見つけは、Cloudinaryの活用方法について熱心にインタビューを行っていました。
朝のワークショップの冒頭では、まとまった時間をさいて全員が自己紹介としてロールやCloudinaryの活用方法について話しました。これも同じ目的かもしれません。
ユーザーサミットは、ユーザーがCloudinaryを理解するだけでなく、Cloudinaryがユーザーを理解する機会でもあります。
ロンドンマラソン立ち寄り
Cloudinary User Summitの週末にはロンドンマラソンが開催されていたので、EXPOを見学しました。
ロンドンマラソンは市民ランナーにとって最も参加が難しいマラソンの一つとして知られ、旅行会社を通じて出場権を確保するのが一番確実です。
2023年のツアー料金は以下の通りです。
- 航空券・ホテルなど : 510,000円
- 燃油サーチャージ: 115,200円
- ロンドンマラソンエントリー代金: 135,000円
- その他諸経費
これらの費用を合計すると最低でも約75万円/人もかかり、一般的にはなかなか手が届きにくい金額です。
はやく5000兆円あてて、ポケットマネーでロンドンマラソンに参加したいです。
ロンドンの印象
7年ぶりにロンドンを訪れたので、雑感を共有します。
- 入国時にはパスポートをスキャンするだけで済みました。前回はフォーム記入が必要だったと記憶しています(日本のパスポートの場合)。
- 出張が直前に決まったためか、ホテル代がどこも高かったです。早めに予約することをお勧めします。
- 高層ビルがたくさんありました。高層ビルのない田舎者には新鮮でした。
- バスや地下鉄はクレジットカードやデビットカードをペチペチするだけで乗車できます。切符が購入できず、経費精算が少し手間でした。
- 天候が不安定でした(滞在中は毎日雨、曇り、晴れを経験)。フード付きのジャケットを持って行くことをお勧めします。
- 現金は地元民に人気の店を利用しない限り不要です。
- 日曜日もお店が開いています。
- インド系の人々が多いです。
- 交通は左側通行ですが、エスカレーターは右側通行です。
- 紙幣が新しくなっていました。50ポンド札の裏面にはチューリングが描かれています。
最後に
このイベントに参加することで、Cloudinaryの最新情報や活用事例を知ることができ、今後のビジネスやサービス向上に役立てることができると感じました。また、参加者同士の交流も盛んで、新たな知見やアイデアを得られる良い機会となりました。今後もこうしたイベントに参加して、最新情報をキャッチし続けていきたいと思います。
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